CB1300 HID化計画「第2弾」その2

CB1300のHIDの取付は完了したのですが

今回はその前にHIDについて実験したいと思います

はたして、HIDは電圧はどのくらいまで下がっても点灯するのか

検証してみました

電源は、直流電源装置(5~15V可変15A程度は取れる)があるので

これを利用します

まず、今回購入したHIDは13V電圧をかけて3.2Aほど電流が流れました

今までのHIDも同じ条件で測定すると

最初に8A程度流れて10秒ほどかけて徐々に電流が下がり最終的には

4A弱流れました、この2台結構ちがいます

今回のHID

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今までのHID

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仕事で使用するメモリレコーダという測定器があるので

これを利用して電圧の変化を測定してみます

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この測定器は本来電源等の波形を測定するもので

交流電流及び電圧を4系統同時に測定できます

本来なら電流と電圧の関係を測定したいのですが

この測定器は電流は交流のみしか測れないので

今回は電圧のみで検証してみます

実験は、2回に分けて試しました

実験①

電源電圧 13,0V

電源コードの長さ約2m

実験②

電源電圧13.0V

電源コードの長さ約2m+電圧降下の実験の為0.5sq程度の線約3m

電圧の測定ポイントはどちらもA・Bの2か所

Aは直流電源装置の端子

Bは直流電源装置の配線コードとバラストの接続点

これは、配線による電圧降下がどの程度影響するかを試すためです

よくHIDは、リレーを介してバッテリーから直接取れとなっていますが

「今回のHIDも説明書に書いてあります」

通常のハロゲンバルブは多少電圧が低くても明るさには影響しますが

不点とはならないと思います

しかし、HIDは点灯してしまえば消費電流は低いのですが

起動時のある程度の電流が流れる、また始動時に電圧が低いと

点灯しないこととなると思います

バラストまでの配線経路が長いと電圧降下により供給電圧が下がるのではないか

ということで、じゃ、配線による影響はどの程度か調べました

電圧降下は、計算でも簡単に出来ます

直流ですから

電圧降下=35.6×長さ×電流÷1000÷使用する電線の断面積

2sqの電線3m程度で10A流れたとしても電圧降下は0.5V程度と

予測していたのですが、実際実験すると驚きの結果が・・・・・

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メモリレコーダはプリントアウトもできますのでこれです

Pd000003

まず実験①です

2sq程度の電線+0.5sq程度の線を3m介して、電源を入れると

電圧が5.5Vも下がり10S後には不点となりました

不点となった以降は電流が流れないため電圧は回復しています

次に実験②です

0.5sqの線を取りやめて再度実験です

これでも電圧は2.5Vも下がっています

電源電圧が13.0Vでもバラストのところでは10.5Vです

しかしこの程度では不点にはなりませんでした

今度は、15Vから電圧を少しずつ下げていきどの電圧で不点になるか

試してみました

旧HID、新HIDとも8.5V程度で不点となります

つぎに、5Vから少しずつ電圧を上げていき点灯する電圧を試してみました

新HIDは9V程度、旧HIDは15Vまで上げてもなぜか点灯しませんでした

バラストによっては結構違いがあります

新HIDに比べて旧HIDはかなり条件が厳しかったようです

次回は、新HID「hi/lo切替」20000ケルビンをCB1300に完全取付です

20000ケルビン??だいじょうぶか

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